日本から海外に販売

 

このページでは、海外にいる買い手がアイテムを落札した場合に必要になる支払いの受け取り方法と、日本から海外にアイテムを送る方法をご紹介します。

 

支払いの受け取り方法

  • 国際郵便為替(International Postal Money Order)
  • 送金小切手(Casher's Check)
  • 銀行口座振込(Wire Transfer)
  • エスクロー(Escrow)
  • アメリカの銀行に口座を開設する−個人小切手(Personal Check)
  • クレジットカード(Credit Card)
  • 現金(Cash)

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    海外発送方法

  • 郵便局
  • その他の国際宅配業者

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    支払いの受け取り方法

    ■国際郵便為替(International Postal Money Order)

    国際郵便為替は郵便局を利用した海外送金の方法です。買い手が最寄の郵便局に現金をももって行って、あなたの住所、氏名などの情報を元に送金手続きをとるというシステムで、アメリカを含めて世界の75カ国9地域(平成10年10月現在)と日本との間で利用できます。世界中、主な町には郵便局がありますから、一番、利用範囲が広い送金方法と言えます。

    国際郵便為替は、基本的には買い手が現地の郵便局で手続きすると、現地の郵便局から日本の郵政省を経由してあなたのもとに国際郵便為替が送られてきますので、それを郵便局に持参して現金化することになります。ただし、アメリカからの場合には、買い手が現地で国際郵便為替を作成して、自分で郵送してくる場合もあります。いずれにしても、受け取った国際郵便為替は、最寄の外国為替取扱郵便局に持参して現金化することになります。

    国際郵便為替を利用する上での注意点の一つとしては、国内用の郵便為替ではなく、国際郵便為替で送るように買い手に依頼することがあります。相手国の国内用郵便為替を日本で現金化することはできませんので、誤った郵便為替を送らないように依頼することが必要です。また、アメリカの場合、郵便のシステム以外の為替(Money Order)<もあるようですが、この場合も、日本で現金化することは難しいことが多いと思いますので、郵便局の国際郵便為替であることを強調してください。

    また、買い手があたなた宛に直接、証書を送る場合には、必ずRegistered Mail(書留)あるいはEMS( ExpressMail 国際エクスプレスメール)などの方法で送ってもらってください。特にEMSを利用すれば、送った郵便物が今どこにあるかをインターネットを利用して知ることができますし、保険がついているので安心です。

    追跡サービス
    http://www.usps.com/cttgate/welcome.htm

     

     

    ■送金小切手(Casher's Check)

    送金小切手(Casher's Check=米、Demand Draft=英)は、銀行を利用した海外送金方法のひとつです。買い手は最寄の銀行で送金小切手を作成してもらい、それをあなたに送って支払いをすることになります。送金小切手を送ってもらう場合には、必ず、Registered Mail(書留)あるいはEMS(ExpressMail 国際エクスプレスメール)などの方法で送ってもらってください。特にEMSを利用すれば、送った郵便物が今どこにあるかをインターネットを利用して知ることができますし、保険がついているので安心です。

    送金小切手を受け取ったら、「外国為替業務取扱銀行」というプレートを掲げている銀行の本支店の外国為替窓口で現金化の手続きをとります。銀行によって、現金化のための手数料がかかり、また、現金にするまでに日数を要することがあります。あなたが利用する最寄の銀行の外国為替窓口で、特定の国から自分宛ての送金についてあらかじめ相談しておくことをお勧めします。

     

     

    ■銀行口座振込(Wire Transfer)

    あなたの銀行口座に直接お金を振り込んでもらう方法です。あなたの住所、氏名、銀行名、口座名、口座種別、口座番号を知らせて、買い手の最寄の銀行から送金してもらう方法です。買い手には、『電信送金(Wire Transfer)』をして欲しいと依頼すると、早く入金されます。あなたの銀行口座が通常の円の口座である場合には、相手がドル建てで金額を決めて送金しても、あなたの口座に入金される際には円換算されます。その場合、為替レートの変動により、日本円での入金額が増減しますので注意してください。

    ドルで送られたものをドルのままに、あるいは他の外国通貨をそのままの通貨で入金されたい場合には、あなたがその通貨建ての銀行口座(シティバンクのマルチマネー口座など)を持っている必要があります。詳細については、最寄の銀行にお問い合わせください。

    シティバンク
    0120−504189(フリーダイヤル)
     

     

    ■エスクロー(Escrow)

    エスクローというのは、取引に際して第3者に介入してもらって支払いと商品の確認をしながら取引をする決済方法です。英語の辞書を開くと「条件付捺印証書」という法律用語が出てきますが、ここでいうエスクローは「第三者寄託金制度」と呼ぶべきものです。

    イーベイでは、I-Escrowという会社が取引の仲介サービスを提供しています。I-Escrowが加わった取引では、次のようなステップで取引が行われます。
     

    1. 買い手はI-Escrowにアイテム代金を預ける(通常はクレジットカードにより支払う)
    2. I-Escrowは買い手から代金の入金があったことを売り手に通知する
    3. 入金の通知を受けた売り手はアイテムを買い手に向けて発送する
    4. 買い手はアイテムを受け取り、問題がなければ、その旨をI-Escrowに通知する
    5. 商品が無事に買い手に届いたことを確認したら、I-Escrow は買い手に対して代金を支払う。

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    また、もしも届いたアイテムに問題がある場合には、次のようなステップになります。

     

    1. 買い手はアイテムを受け取り、問題があれば、アイテムはそのまま売り手に返送し、その旨をI-Escrowに通知する
    2. 商品が返送されたことを確認したら、I-Escrowから買い手に対して代金が払い戻される
    Escrowのサービスを利用するためには、売り手と買い手の両方がI-Escrowのユーザー登録をする必要があります。また、エスクローサービスを利用すると、取引金額により変わりますが、取引金額のおよそ5~6%を手数料としてi-Escrowに支払うことになります。また、エスクローを利用する際には、その手数料を支払うのは誰か、アイテムが買い手に到着してから何日以内にアイテムの検査を済ませるかなど、エスクロー利用した取引の細かい条件を当事者同士で予め決めなければならりません。このようにエスクローを利用しようとすると、手数料や手間がかかりますが、高額アイテムの取引を行う場合には、買い手としてはアイテムを見る前に売り手に支払いをすることには大きな不安があります。ですから、高額なアイテムの取引の場合には、エスクローサービスの利用を検討してください。アイテムの出品説明欄に、エスクロー手数料は買い手が負担するなどエスクロー取引の諸条件を加えておくことも一つの方法です。

    i-Escrow
    http://www.i-escrow.co.jp/

     

     

    ■個人小切手(Personal Check)

    アメリカでは銀行に当座預金口座を作り個人小切手を使うということは、ごく一般に行われています。スーパーなどでの日常の買い物でも個人小切手を使って支払いを行ったりしています。そのため、個人小切手で送金したいと考える買い手がいるかも知れません。

    アメリカ国内にある銀行で当座預金を開設している人は、受け取った個人小切手をその口座に入金すれば簡単に現金の取立ができますが、日本から個人小切手の取立をすることは難しいので、個人小切手は受け取らない旨を出品説明に明記することをお勧めします。

    万が一、個人小切手が送られてきてしまったら、受け取った個人小切手は破棄するから別の方法で送金して欲しい旨を買い手に伝えてください。それでも、それ以外の支払方法がないという場合には、アメリカ系銀行の本支店や外国為替に強い銀行で、現金の取立について相談してみる方法もあります。ただし、少なからず手数料が必要となり、取り立てるための日数も要しますので、小額の小切手を現金化する場合には、受け取る現金よりも取立のための手数料のほうが高くなってしまう可能性がありますのでご注意ください。

     

     

    ■クレジットカード(Credit Card)

    通常、クレジットカードによる支払いを受けられるようにするには、クレジットカード会社と契約して加盟店となる必要があります。その場合、加盟料、月会費、取引金額に応じた決済手数料を支払うことになります。取引件数が多い場合には、加盟して利用できるようにすることも一つの案ですが、自分が加盟店にならない方法として電子決済サービス(Electronic Payment Service Provider)の利用が考えられます。特にアメリカでは、オンライン取引やインターネット・ショッピングの個人ビジネスで利用できるような電子決済サービスが多数存在していますので、アメリカのサーチ・エンジンなどを使って探してみるのも一つの方法です。

    ただし、クレジットカードでの支払いを受け付けるということは、あなたが決済手数料を負担することになることを忘れないでください。クレジットカードでの支払いの場合に、その決済手数料を取引金額に上乗せして請求することは、ほとんどのクレジットカードの加盟店規約に違反する行為です。規約書などをよく読み、ルールを守って利用してください。

    クレジットカードでの支払いを受け付ける場合には、買い手からクレジット−カード番号、有効期限、クレジットカード所有者名など、決済に必要な情報を受け取る必要がありますが、通常のインターネットメールでは、盗み見されたり、改竄される可能性がありますので、なるべく電子メール以外の通信手段(ファックスなど)を利用してクレジットカード情報を送ってもらうことをお勧めします。また、どうしても電子メールで受け取りたい場合には、クレジットカード情報を分割して(クレジット番号の前半と後半を別々のメールで、別々の時間帯に)送信してもらったり、あるいは双方で電子メールの暗号化ソフトをインストールして安全にクレジットカード情報のやりとりができる対策を講じることをお勧めします。

     

     

    ■現金(Cash)

    相手が手元に日本円や他の通貨の紙幣があるからと言っても、現金でアイテムの代金を受け取らないでください。通常、郵便や宅配便を使って海外から現金を送ってもらうことはできません。買い手にとって、あなたに送金したという証拠が残らないだけでなく、あなたにとってもいくら受け取ったかを証明する方法がありませんので、実際に送られてきた額より多く送ったと主張されるなどのトラブルの可能性もあります。

     

    海外発送方法

    海外に向けてアイテムを送るときには、そのアイテムが現在どこにあるのかが分かる方法で送ると、送る側も受け取る側も安心です。郵便局のEMSや宅配業者を利用して送って、控えの伝票に書かれた番号を買い手に電子メールで知らせれば、買い手はインターネットを使って簡単にアイテムのありかを探すことができ、いちいち、あなたに問い合わせてくるようなことはなくなります。あなたや買い手の所在地、送ろうとしている時期、送られるアイテムなどにより、輸送途中で時間がかかる場合があります。特に、クリスマスシーズンなどは、輸送システムや税関での混雑などが原因で、届くまでにかなりの時間がかかることが予想されますので、買い手にも注意を促して、トラブルを未然に防いでください。

    また、高額商品には必ず保険をかけて送ることをお勧めします。イーベイの保険は輸送中の破損・紛失には適用されません。

     

     

    ■郵便局

    郵便局を利用して海外にアイテムを送る場合、世界の117の国や地域に対して、国際エクスプレスメール(EMS)で送ることができます。EMSで発送したら、EMSの伝票番号を買い手に教えてあげれば、買い手は常にそのアイテムの所在を確認できます。買い手がアメリカ在住の場合、アイテム追跡をするにはアメリカ郵政庁(USPS)のホームページのTrack or Confirmをクリックするように伝えてください。また、郵政省のホームページでも追跡することができます。

     

    ゆうびんホームページ(EMS)
    http://www.post.yusei.go.jp/

     

    日本の郵政省の追跡サービス
    http://www.postal.mpt.go.jp/tuiseki/index.htm

     

    アメリカ郵政庁(USPS)のホームページ
    http://www.usps.com/

     

     

     

    ■その他の国際宅配業者

    日本から海外に荷物を送る際には、いわゆる宅配業者を利用する方法があります。ただし、荷物の集荷方法、大きさや重量の制限などについては、それぞれの業者に問い合わせする必要があります。主な国際宅配業者でも、伝票番号を使って荷物のありかを知るための追跡サービスが用意されています。

    買い手が住んでいる国や地域によっては、国際宅配業者では取り扱えないことがありますので、買い手、あるいは宅配業者に相談すると良いでしょう。

     

    Fedex
    http://www.fedex.com/jp/

    DHL
    http://www.dhl.co.jp/

    ヤマト運輸ホームページ(国際宅急便サービス)
    http://www.kuronekoyamato.co.jp/kokusai/kokutaku.html

    佐川急便
    http://www.sagawa-exp.co.jp/business/service-kokusai-j.html

     
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