|
夕方5時・東京文化会館(上野)
ウクライナ国立バレエ「ジゼル」
ゲスト出演がABTのクリスティーン・シェフチェンコと英国ロイヤルバレエのリース・クラークだと言うのと。
日本からの義援金を使っての新作「ジゼル」だと言うので。
(いっぺん、見とかんとな)で一番安い席。
なんだか、平べったい舞台だなぁ〜。リース君、精彩に欠けるなぁ〜と思っていたら、なんと1幕で体調不良(急性胃腸炎)で降板。 2幕からオレクサンドル・オメリチェンコが代役。
まぁ、ダンサーの皆さんも人間ですからこぉ〜ゆう事もあります。 運が悪かったで私は済ましますが。
どーにもこーにも許せんかったのは、アルブレヒトが死んで天国でジゼルと結ばれるという話にしやがったトコです!
これはもう、大変な事です。「ジゼル」という作品の根幹を揺るがす事態で、(コレ作ったヤツ、馬鹿なの?)と、呆然唖然。開いた口がふさがらない!!! モトコ・激おこ!
「ジゼル」とは、貴族の若様が村娘を弄ぶお話です。
病弱な田舎娘・ジゼルは時々顔を出すどっかの村の美青年と恋愛中。
どっかの村の美青年・アルブレヒトは実は貴族の若様で、身分を隠してジゼルと恋の火遊び(アバンチュール)中。 若様には侯爵家の婚約者・バチルドがいます。
「キミが村の青年だと思っているアルブレヒトは本当は貴族なんだー!キミは弄ばれているんだぞー!」とジゼルに恋する森番・ハンスは事実を叫びますが。
「ハンスったら何言ってんの!馬鹿言わないで、アタシは信じない」。
そこにアルブレヒトの婚約者・バチルド登場!
「わてが婚約者どす!」「いやぁ〜〜ん。うそぉ〜ん。アタシは病弱だから、ショックで死んじゃうわ〜〜〜」・・・・あ、死んだ。
と、いう「不倫・恋の火遊び」が大前提なんです。
そして、このアルブレヒトの登場の仕方によって観客は「火遊びモード」なのか「本気モード」なのかにワクワクするのです。
ジゼルが死んだ後の貴族青年・アルブレヒトの後悔をどう演じるのか?
後悔を胸に抱いて生きていくドラマなのに・・・・死んで天国で結ばれました、めでたし、めでたし、なんですかーーーー!!!
ぎゃふん。
(コレ、日本からの義援金で作ったのか・・・と思うとなんともやりきれん悲しい寂しい残念な気持ちでいっぱいになりました。衣装とか美術も変えたらしいんですが・・・・ああ・・・がっかり))
|