雨。10時半・バセドウ病検診で都立病院、内分泌内科。
巨大病院。予約時間から、40分以上待たされるのはいつもの事。 なので、読書。
話題になったのでご存知の方もいるかな?
「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」 かまど・みくのしん 大和書房
国語の授業でしか物語を読んだことが無い男。 学校で読むのは「読書じゃなくてお勉強」。 ちゃんと本を手に取って読んだことがないヒトが生まれて初めて読書する実況レポート作品。
面白すぎて待合室で震えた。 「ブハッ」と笑い声が出てしまい、(やばい、声がでちゃった。ココは病院。)で、笑いを我慢してフルフルと震えていました。
太宰治「走れメロス」 有島武郎「一房の葡萄」 芥川龍之介「杜子春」 雨穴「本棚」(書き下ろし)
読書する人には当たり前に無意識にやっている事が、しない人にはこんなに様々なハードルがあって、おまけにスキルも必要なのか!
出来る人には当たり前過ぎて意識すらしない事。 出来ない人には、その当たり前が既に超えられない壁である事。
バレエをやってるヒトならわかるよね。 努力しないでも脚が180度開くヤツ。努力しても120度限界。(ワシは90度〜100度っスよ)。
なんか泣けた。そして大笑いした。不思議と元気になった。
「この本、良い本じゃん。良書だよ」と思いました。まだ半分しか読んでないケド。
「走れメロス」を音読する、読書初心者みくのしんさんと。 それを生暖かい目で見守り支えるナビゲーター、かまどさんとの友情に泣けて笑える。マジ面白本。
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